大丸鐵興の災害時の防災についてのコラム

みずがめ君からのおはなし~水道管の凍結を防ぐには~

2018年2月、北陸・東北地方を中心とした豪雪により被害にあわれた皆さまに心よりお見舞い申し上げます。

記録的な寒波により長く降り続いた雪の様子はもちろん、雪に強い地方での道路が混乱する様子などは画面を通して恐怖を感じるほどでした。また、1月末から2月初旬にかけて、新潟県及び石川県の一部地方では水道管破裂による断水被害も発生し、全体の復旧まで約1週間かかったそうです。

これまでに水道管の凍結を経験された方は多くいらっしゃると思いますが、水道管破裂の大きな原因になりますので、凍結予防策を施しておくことが大切です。気温0℃以下(特に-4℃以下)になると水道管の中に入っている水が凍ります。氷は体積が水のおよそ1.1倍になるので、水道管の中で膨張し水道管が破れてしまったり、接続部分が壊れたりします。これらを防ぐためには、水道管が直接外気に触れないようにすることが重要といわれています。たとえば、断熱材や保温材などを巻いたうえに、ビニールテープで隙間なく巻いて固定することが有効的です。それでも凍結してしまった場合は、自然に溶けるのを待ったり、タオルを巻いた上からぬるま湯をかけたりしてください。熱湯をかけると急激な温度変化による水道管の収縮が起こり、破裂や故障を招く恐れがありますのでご注意くださいね。

また、今回の大雪被害の中で各交通機関が停止するなか、注目を浴びたのが北陸・上越新幹線です。特に北陸新幹線は、運休しなかったことがニュースになるほどでした。北陸新幹線をはじめとする豪雪地域を走る新幹線は、線路に雪が積もらないような工夫をしたり、車両自体に除雪機能がついていたり、雪に強いといわれていますが、改めてその対策技術に驚かされました。

近年ではこうした局地的な自然災害の被害は深刻化しています。季節や場所を問わず、いつ・どこで起こるかが分からない災害ですので、日常的に“いざという時にどうするか”を決めておくことが、ますます求められるのではないでしょうか。そんな時、水の備えをご検討の際は、みずがめ君をよろしくお願いします。

日中の日差しには春の訪れを感じることも増えてまいりましたが、まだまだ寒い日がありますので、皆さんお気をつけてお過ごしください。

(2018年2月26日)

↑

Copyright © 災害時・防災用の給水タンクなら、信頼と安全の大丸鐵興のみずがめ君. All Rights Reserved.