大丸鐵興の災害時の防災についてのコラム

みずがめ君からのおはなし~知る備え~

日に日に秋深くなっていくこの頃ですが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

台風19号は関東甲信東北地方で甚大な被害をもたらしました。被害にあわれた地域の皆さまの生活が一日も早く復興されますよう、心よりお祈り申し上げます。今回の台風は、早い段階から大型で非常に強い台風で記録的な大雨と予報されていたため先の台風15号の影響で起こった停電や断水に備えていた人が多かったのではないでしょうか。大型で暴風・強風域が非常に広く、大雨で非常に長い時間の降雨により街中で冠水している所が多くなり川の水位も上昇しました。河川の氾濫危険水位をテレビやラジオで報道したり、緊急速報のエリアメールや、避難警戒・勧告のメールで呼びかけたりしていたので避難された方も今までより多く見受けられました。しかしながら関東地方に台風が接近したのは夜だったので、避難するために移動した車が道路の途中で冠水や氾濫した水が入り込み、車線が分からなくなり逸脱や脱輪してしまい避難ができなくなるケースもあったようです。

台風による多量の降雨から河川の氾濫で被害が大きかったことを踏まえて、自分の住んでいる町のハザードマップを今一度確認してみましょう。各自治体のホームページなどで洪水ハザードマップをみることができます。主に地図上で河川が氾濫したときの浸水深(0.5m未満から段階的に5.0m以上)が色分けされています。自宅がどの区域になるか確認し、避難所や一時避難所、医療機関、防災機関も併せてチェックするとより安心です。地域によっては直近の災害で冠水によって閉鎖した道路や避難方向なども書かれています。もしものために、避難場所と避難経路を必ず確認しましょう。

まずは、「知ること」です。自分の置かれている状況を確認し、予想される情報を得て、どう動くか、どう対応するのかを考えることが必要だと思います。昨今の災害は、地震に限らず、台風でも被害があり影響を受けています。今一度、自分のため、家族のために確認してみてはいかがでしょうか?(2019/11/05)

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