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みずがめ君からのおはなし~避難情報に関するガイドラインの改訂~
2021年7月3日に静岡県熱海市で発生した土砂災害により、被害を受けられました皆様に心よりお見舞いを申し上げます。どうか、1日も早く平穏な生活に戻ることができますよう、皆様の安全と速やかなご復興をお祈り申し上げます。
令和元年の台風19号の災害を踏まえワーキンググループからの提言により、避難情報に関するガイドラインが令和3年5月に改訂されました。主な変更点は3つです。
1つ目は、警戒レベル5は、既に安全な避難ができず命が危険な状況で緊急に安全を確保するレベルで、緊急安全確保の発令を待ってはいけなくなりました。これまでは、災害発生を市町村が確認し発令していましたが、過去の経験から、市町村が災害状況を確実に把握できるものではないため、発令を待たずに緊急安全確保をするということに変更になりました。
2つ目は、警戒レベル4であった避難勧告が廃止され、避難指示で危険な場所から全員避難することになりました。これまで避難勧告が発令されるタイミングだったものが避難指示の発令になります。
3つ目は、警戒レベル3で高齢者等避難、高齢者や障害があるなど避難に時間のかかる人はこのタイミングで避難することになりました。これまで、避難準備・高齢者等避難開始となっていましたが、高齢者以外の人も必要に応じて普段の行動を見合わせたり、避難の準備をしたり、自主的に避難するタイミングになりました。
避難とは、小中学校や公民館といった避難所に行くことだけが避難ではなく、安全な宿泊施設、親戚知人宅などへの避難もさします。また、既に避難が出来ない状態での垂直避難など、状況に応じて難を逃れる行動を普段から家族間などで決めておきましょう。
また、外国の方向けにスマホの言語設定でガイドラインのポスター(画像参照)をQRコードから読むことが出来ます。
※対応言語(14言語):英語、中国語(簡体)、中国語(繁体)、韓国語、スペイン語、ポルトガル語、ベトナム語、タイ語、インドネシア語、タガログ語、ネパール語、クメール語、 ビルマ語、モンゴル語
詳細は、こちらから確認してください。【内閣府 防災情報のページ】→http://www.bousai.go.jp/oukyu/hinanjouhou/r3_hinanjouhou_guideline/
(2021/07/06)