大丸鐵興の災害時の防災についてのコラム

みずがめ君からのおはなし~停電に備えよう~

まもなく大型連休がやってきますね。コロナ禍で過ごす3度目のゴールデンウィークですが、予定は決まりましたか?皆さまが穏やかに楽しい連休を過ごせますようにお祈り申し上げます。

さて、今回は「停電の備え」についてです。2022年3月16日の夜、福島県沖を震源とする地震が発生し、宮城県と福島県で震度6強、関東でも震度5弱を観測しました。この影響により東京電力管内で一時、大規模な停電が発生しました。さらに3月22日、東京電力・東北電力管内において、需給が極めて厳しくなる見込みであったことから節電のお願いを呼びかける「電力需給ひっぱく警報(経済産業省が発表する緊急の節電要請)」が発令されました。当日は大規模停電に至らずに警報解除となりましたが、まだ寒かった季節に暖房器具を十分に使わないで過ごしたり、日が暮れるのも早い中で真っ暗な家の中で過ごしたりするのは大変な思いをされた方も多かったのではないでしょうか。今後もどのようなことが原因で停電になるか分かりませんし、停電を予防するための節電を呼びかけられることがあるかもしれません。自宅や個人で停電の備えをしておくことは、いざという時に安心できる環境づくりになります。

最低限備えておきたいのが、持ち運びできる充電器(モバイルバッテリー)です。最近ではバッテリー自体にソーラーパネルがついていて太陽光でバッテリーを充電できるものがあります。電源を確保できない場所にいるときでも気軽に充電器として使用できるのは心強いと思います。また、停電時にはスマートフォンで情報収集する時間が長くなりがちです。スマホ自体の消費電力を抑える方法(低電力モードにする、ダークモードにして明るさを抑える、画面の自動オフ時間を短くする、使っていないアプリは終了しておくなど)も活用して身近なところから安心できる準備をしておきましょう。自宅では乾電池を準備しているご家庭も多いと思いますが、使用期限や液漏れがあると、いざという時に使えない場合があります。すぐに使用できる状態であることを定期的に確認しておきましょう。

みずがめ君は、断水時でも電力を使わずにタンクの中の水を取り出せる仕組みの給水タンクです。ご自宅の災害対策を見直す際には、ぜひみずがめ君を水の備えとしてご検討くださいね。(2022/4/22)

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